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関川地区土地改良区連合について

関川地区土地改良区連合の概要

沿革

関川地区土地改良区連合は、一級河川関川の両岸にまたがる上越市、妙高市の2市におよぶ水田5,854haを区域として、3つの土地改良区(関川水系、和田、水上)によって構成されています。
その用水源を主に関川より取水する本地域の用水量の確保と合理的な用水配分を目的として、昭和46年に設立されました。

本地域における農業用水の開発は、延宝2~3年(1674~5年)中江用水の開削を手始めに、上江、十ヶ字、大道、稲荷中江用水と年次を追って進められました。
しかし、関川そのものは夏期流量が乏しく、野尻湖の湖水を利用している状況であるため、取水にからむ訴訟、紛争が絶えず、また上流優先取水の水利慣行は、用水不足に拍車をかけ、農業基盤の整備を阻害していました。

昭和26年の大干ばつは、長年にわたる水問題を発展的に解決する契機となり、国営関川水利事業、附帯県営事業の着手に至る経緯となりました。
その結果、昭和43年に着手された、国営事業によって、水源となる笹ヶ峰ダムの建設、取水施設として頭首工が新設、改良された。更には昭和47年に附帯県営事業が採択され国営末端施設の整備がなされ、平成2年に全事業が完了するに至りました。

関川地区土地改良区連合は、これら造成された施設の管理委託を受け適正管理に努め、併せて合理的な取水管理に取り組み現在に至っています。

設立年月日  昭和46年11月20日
認可番号 新潟県連第10号

目的

国営関川水利事業及び附帯県営事業により造成された施設の計画的管理により施設機能の維持と利用の効率化を図り、農業生産性の向上並びに経営の安定化に資することを目的とする。

 

【事業の概要と経過】

関川地区土地改良区連合は、関川の両岸に広がる水田約7,118haの用水補給のため、笹ヶ峰ダムより最大放流量毎秒11.559m3の用水を確保して、地域農業の安定と発展を目的として、昭和29年国営関川農業水利事業の直轄調査が開始され、昭和43年度の事業計画決定によって、ダム1ヶ所、頭首工2ヶ所、幹線用水路5路線34,197mの新設、改修が行われ、昭和58年度に本事業全てが完了しました。
本事業の主要施設である笹ヶ峰ダムは、昭和44年4月より本体工事に向けた、輸送道路や仮排水路の工事が進められ、昭和46年7月より本体工事が着工され、昭和58年に竣功した後、昭和59年より新潟県にダム管理が委託されました。
また本事業と併せて、国営附帯県営事業が昭和46年度に事業採択となり、昭和48年度より工事が着工され、頭首工2ヶ所、用水路16路線53,058m、排水路3路線4,808mの国営末端用排水路の新設、改修が行われ、平成2年3月に事業完了となり用水量の確保と適正な水配分が可能となり、ほ場整備など地域農業の近代化が図れるようになりました。