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維持管理

笹ヶ峰ダムの業務

 一級河川関川の上流部に位置する笹ヶ峰ダムの管理事務所では、真川、二グロ川の流水を貯留し、安定的に農業用水を供給することを目的とし管理を行っています。
 日頃から水位や流入量、放流量を始めとするダム諸量データの収集、管理しています。
 また、ゲートや機器等の点検及び堤体からの漏水量監視や貯水池周辺の巡視を定期的に実施しています。
 洪水が予想される時には、気象情報や各観測所から得られる雨量・水位やダム諸量データ等の情報を用いて、今後のダム流入量を予測し、ダム放流開始時間の予測を行います。ダムからの放流に先立ち、釣人等河川を利用している人や下流沿川住民の安全を確保するため、スピーカーやサイレンによって注意を喚起し、警報車によるパトロールを行う一方、関係する警察・消防署・市町・長野県に通知します。
 放流の準備が整うと下流河川の水位を急激に上昇させないように、ゲート操作により放流を実施します。

放流警報設備

警報車

 笹ヶ峰ダムは、日本有数の豪雪地帯である妙高高原の標高1,200mの高地に位置し、厳冬期には例年3mを超える最高積雪深となり大変厳しい気象条件にあります。
 毎年4月1日から11月19日の間は管理事務所に職員が常駐で管理を行い、11月20日から翌年3月31日までの間は特定管理期間として上越市にある中央管理所より遠方監視を行っています。
 この特定管理期間には冬期巡視としてダムへ3回赴き点検や測定業務を実施しています。ダムへ至る道路は冬期間除雪が行われず通行止めとなることから、雪上車を用いてダムに向かいます。

厳冬期の笹ヶ峰ダム

雪上車